腎代替療法

腎臓機能が大幅に低下した際に起きること

透析内科腎臓の機能が著しく低下すると自身の腎臓では老廃物を十分に排泄できなくなり、体内に蓄積して吐き気や嘔吐、倦怠感、食欲低下、頭痛などの尿毒症症状が現れます。また、体液のバランスが崩れることで、心不全や肺水腫を引き起こし、息切れや呼吸困難などの症状が出やすくなります。
放置すると命に関わるため、生命維持のために腎代替療法(透析療法、腎移植)が必要となります。

腎臓代行医療の選択

腎臓の機能が著しく低下した場合、血液透析(血液を体外へ取り出し、透析装置を通して老廃物などを除去した後、再び体内に戻す方法)、腹膜透析(腹腔内にカテーテルを挿入し、自身の腹膜(お腹の内側を覆う膜)を使って血液を浄化する治療法)、腎移植(他の方から提供された腎臓を移植する方法)という3つの方法で血液を浄化することができます。
これらの治療法は、医学的な条件に加え、患者様の生活習慣、年齢、性格などを踏まえて選択されます。

透析を受け入れることへの葛藤と向き合い方

受付透析治療への移行時期を適切に判断することは非常に重要です。腎臓機能の低下を受け入れなければならない現実や、透析導入によってこれまでの生活の一部を変えざるを得ない状況は、患者様にとって大きな負担になります。私たちは、患者様が少しでも安心して透析治療を受け入れられるよう、精一杯サポートしたいと考えております。

社会福祉制度や支援サービスの確認

透析あるは腎移植が必要な状態になると、各種の社会福祉制度や支援サービスを利用できるようになります。医療費助成などの制度も含め、事前に知っておくことで安心して治療を受けることができます。